ビタミンC誘導体ってなんだろう

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ビタミンC誘導体をご存知でしょうか?

ナントカ誘導体という名前で、一番古いのは多分これかと思うのだけど、じゃぁ正しく理解できてる人がどのくらいいるのか、というと甚だ疑問です。というのも、先日、新製品の教育用資料を作ってて、またもや質問されたから。

ビタミンC誘導体ってなんですか?
普通のビタミンと何が違うんですか?
そもそも効かないんでしょ?

もう、かれこれ四半世紀近くおつきあいしている化粧品良くある質問ベスト10の常連です。

ちなみに、他でよくあるのは
一番いいのはどれですか?
私の肌に合うのはどれですか?
というあたり。

さて、ビタミンC誘導体。
端的にいうと、不安定なビタミンCに化学的修飾を施すことで、皮膚に入る前は安定で、皮膚内で効果を発揮するように作られた成分、と言った感じでしょうか。これでも、かなり、頑張ってわかりやすくしているのですけど。

ビタミンCは、酸化されやすい成分で、非常に不安定なことが知られています。ちなみに、ビタミンCそのものを水に溶かした美容液とか化粧水は、まず間違いなく肌に届く前に活性を失っていると見たほうがいい。そのくらい不安で、それをわかってるメーカーは用事調整型、つまり使う直前に化粧水などに溶いて使う、という使い方をする化粧品を出したりしています。

さて、
皮膚の中にはフォスファターゼという酵素があります。主に表皮に存在する酵素で、リンで繋がったところを切る作用があります。例えばアスコルビン酸リン酸マグネシウムという、ビタミンC誘導体の代表的な成分がありますが、これとかはビタミンC(正式な化学名はアスコルビン酸)にリン酸を使ってマグネシウムをくっつけることで、安定性を高めています。これが、肌に入ると、先の酵素で切れてアスコルビン酸に戻り、活性を取り戻すという仕組み。

わかりやすくしたかったんだけど、かえってややこしくなってる気がする・・・。
正確な情報をわかりやすく伝えるって本当に難しいです。

正しくはないけど、イメージとしては、マグネシウムというカプセルに包まれて安定を保っていたビタミンCが、肌の中でカプセルから解放されて、いきいきと動き出す、みたいな。ちょっとおかしな表現ですが、まあ、ざっくりこんな感じです。

ビタミンC誘導体には、ものすごく多くの種類があって、そのうち日本で美白成分の認可を得ているものだけでも5種類以上あります(もっとだったかも)。割と有名なのでは、安定型ビタミンCと表示されることの多い、アスコルビルグルコシド(部外品での正式な名称はL-アスコルビン酸2-グルコシド)、油溶性ビタミンCとして即効性を評価されるビタミンCエチルやVCIP、昔からのド定番で美容皮膚科などでよく使用されるアスコルビルマグネシウムやナトリウムなど。そのほかに、美白の主剤認定されていないものもいくつかあったり、美白では主剤を取っていないが、業界的には美白効果もあるんじゃね?と思われているビタミンC関連成分とか。

個人的にはアスコルビルグルコシドかマグネシウムが好きなんですけど。どっちも、長く地味に使わないと効かないのが難点ですが、構造的にも臨床データ的にも安全性が信用できるので。

最近のブームは、オリジナリティのある原料と、アスコルビルグルコシドのペアリングのようです。相乗効果があるという説もありますが、医薬部外品申請の手法の一つとも取れ、メーカーの苦労もしのばれる感じ。こういう「わかってんな」っていうメーカーは安心できます。って、まあ、業界の根の深いところを見ているのでわかることなんですけど・・

サンスターは独自美白成分との組み合わせでダブル美白主剤という方法で攻めてる感じ。

コーセーは、昔からコメ醗酵エキスが好きですね。この成分もなかなかのもの。まれに肌に合わない人もいるみたいですが。

とここまで書いて、そうだ、メンズも日焼けしすぎるとビジネスに支障が出るよ、と言いたかったことを忘れていました。長くなったんで、そのあたりは次回でも。

 


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