乾燥肌を見分けるための10の質問(前編)

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以前、乾燥肌を大雑把に4タイプに分けるお話をしています。今回は、それをどうやって見分けるか、というお話です。

ちなみに4つのタイプというのは


①皮脂分泌が少ない


②皮膚内の保湿因子を作る能力が低い


③皮膚もしくは角質層が薄い


④角質が厚すぎる

ちなみに、これは私の個人的な判断による便宜的な分類なので、皮膚科学会などで公認されているものとかではないのでご了承くださいね。

さて、それぞれの特徴は、上記のリンクからお読みいただくとして、この分類のどれに自分が、もしくはお友達などで乾燥肌に悩んでいる人が属しているのか。

それを判断するのは、本来なら専門医の仕事になるのですが、簡易的には、いくつかの質問で、ある程度の目安はつけられます。

私が乾燥肌の悩み相談を受けたときには、だいたいこんな感じの質問をします。

1)10代でニキビには悩みましたか?


2)敏感肌用の固形石鹸で洗顔してもツッパリ感を感じますか?


3)子供の頃、耳の付け根が切れたりしたことはありませんか?


4)肘の内側、膝の内側がガサガサしたり、痒くなったりしませんか?


5)首、わきの下、脇腹が乾燥して痒くなったりしませんか?


6)色白ですか?肌のキメは細かいですか?


7)子供の頃にも、皮膚トラブルがひどく、乾燥やかゆみに悩まされていませんでしたか?


8)化粧水をつけるとピリピリすることがありませんか?


9)足のスネが乾燥して粉を吹いたようになったり、皮がめくれたりしませんか?


10)かかとが厚くなり、割れたりしていませんか?

これを読んでいる方には、いくつか思い当たる節がある人がいらっしゃるのではないでしょうか?
一応、乾燥肌の分類の順に並べているので、ぴんとくる方も多いかと思いますが、とりあえずざっと説明をさせていただきます。

まず、乾燥肌4タイプのうちの「①皮脂分泌が少ない」方は、子供の頃から皮脂分泌が少なく、思春期ニキビに悩んだ経験が少ない方が多いです。

女性の場合は、比較的多いのですが、最近、いろんな人と話をすると、若い世代にはこのタイプが多いような印象を受けます。

ただ、この質問をする際に気をつけなければいけないのは、最近はスキンケアやメイクのケアのミスでニキビを発症しているケースが多いということ。

特に、10代でメイクをがっつりやっていたり、脂っこいスキンケアを多く使っているとニキビを作ってしまう方が多いので、要注意。

あと、女性も男性も、ホルモンバランスの影響で、突然皮脂分泌が激減するというケースがあるので、そこも要注意です。

50代以上の方の場合は、更年期とか、ホルモンが関わってくる場合も多いので。

このタイプの肌の特徴として、洗顔後のツッパリ感がキツイ方が多いこと。

どんな洗顔料を使ってもツッパリ感がある、という方を稀に見ます。

もともと皮膚に脂分がないので、本来は洗顔料を必要としない肌(メイク汚れなどは落とす必要がありますが)なので、普通の石鹸はもちろん、デリケートな洗顔料でもツッパリ感が生じてしまうようです。

アトピー性皮膚炎の既往のある友人は、メイクしていないときは、ぬるま湯ですすいで、皮膚の上の埃を落とすくらいしかしない、と言っていました。

皮脂分泌は、食事の内容や年齢、季節によっても変化するのですが、「1)10代でニキビには悩みましたか?」にNo、「2)敏感肌用の固形石鹸で洗顔してもツッパリ感を感じますか?」にYesだと、本来的に皮脂分泌が少ないと考えてよいかと思います。

それぞれの肌タイプには、それぞれの肌タイプに合ったスキンケアと注意すべき点があるのですが、それは別途まとめまることとして、質問の解説を続けます。

質問の3~6を見て、なるほど、と思われた方は、皮膚科学の専門家レベルの知識があると思われます。うっかりすると研修医クラスか、それ以上かも。

実は、このあたりの質問は、アトピー性皮膚炎の診断基準の中に含まれているものです。

乾燥肌4タイプのうち「②皮膚内の保湿因子を作る能力が低い」というのは、アトピー性皮膚炎の肌の特徴でもあります。

「3)子供の頃、耳の付け根が切れたりしたことはありませんか?」
これは、「耳切れ」とも言われ、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんに多く見られる特徴の一つと言われています。ひどい場合は10歳くらいでも、稀に生じるとのこと。この部分は肌が薄いからと説明されています。

「4)肘の内側、膝の内側がガサガサしたり、痒くなったりしませんか?」
「5)首、わきの下、脇腹が乾燥して痒くなったりしませんか?」


実は、この二つの質問は、どちらも共通しているのですが、4)より5)の方が、乾燥度が厳しいと見ます。

関節の部分は、肌のバリア機能が比較的低下しやすい場所として知られています。

肘や膝の裏側は、特にトラブルを生じやすい部位で、特に年齢の出やすい部位でもあります。健康な10代、20代の膝裏のすべすべさは、ある程度以上の年代からみると眩しいものです。

さて、話が逸れたところで(笑)
肘、膝、首などの部位を「結節部位」と言います。

いわゆる関節ですが、皮膚の中で保湿成分を作る能力が低い方の場合、肌のバリア機能が低下しています。

その結果、自分のかいた汗や、その他の外的な刺激を自分の皮膚の中に取り込んでしまう傾向があります。

特に、結節部位では、汗がたまりやすかったり、洋服でこすれてしまったりと言った、皮膚の構造とは関係ない理由からもトラブルに繋がりやすいのです。

肘や膝の裏側は、比較的よくあることなのですが、これがもっとひどくなると、お腹周りの肌まで乾燥して、かゆみが出たり、粉を吹いたようになってしまうことがあります。

乾燥肌の重症度としては、5)>4)な感じ。3)の質問は、実は、アトピー体質かどうかを探るためにしています。

これがYesだと、化粧品選びを相当慎重にする必要があります。

さて、ここからは、少し深い質問に入ります。というのも、肌タイプを分析した後に、スキンケアをお勧めする際に、気をつけるべき点も含んでいるからです。

ということで、長くなったので、後編に続きます。

乾燥肌を見分けるための10の質問(後編)

乾燥肌を大雑把に4タイプに分けるお話のフォロー的な記事として、それをどうやって見分けるか、というお話をさらっと説明する予定が、思わず長くなってしまって2回に分…


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