この皮膚トラブルはアレルギー?と思ったときに確認していただきたい5項目(2)

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この皮膚トラブルはアレルギー?と思ったときに確認していただきたい5項目(2)

ちなみに、前回の5項目とは以下のものです。

①皮膚トラブルの内容と、使用してからトラブルを生じるまでに要した時間。

②使用された製品。

③使用状況(時間、季節、使用後の行動など)。

過去に似たようなトラブルを経験しているかどうか。

⑤アレルギー体質かどうか。

ちなみに、何度も繰り返して恐縮ですが、こういう皮膚トラブルのお問い合わせがあった場合には、何よりもまず皮膚科の受診をお勧めすることをお忘れなく。

ということで、前回の続きとして、②から始めます。

②使用された製品。

相談を受ける場合、多くは「この化粧品を使用したらかぶれた!」などと言われるのですが、上記のように症状をお聞きするとともに、使用している化粧品類や薬などを全てお聞きする必要があります。

私の経験上「この製品を使っていたら、乾燥がひどくなった」と「同、ニキビがひどくなった」という相談の場合は、特にこの質問は重要です。

そのトラブルの原因が、ほかに使用している成分によるものの場合があるからです。

特に女性の場合、化粧水しか使っていない、といった方は稀で、ほとんどの人が5~10品ほどの化粧品を使用しています。

スキンケアだけでも「クレンジング」「洗顔」「化粧水」「美容液」「クリーム」あたりが普通で、これに「アイクリーム」「リップクリーム」「乳液」「パック」などが加わることが多いです。

また、この上にメイクアップが入ります。

稀に、メイクしない、という方がいらっしゃいますが、その方でも、「日焼け止め」「アイブロウ」「口紅もしくはリップグロス」くらいは使用していることが多いです。

これらについても、最近変えたものはないかを確認します。

つい最近経験したケースですが、友人で、化粧品や健康食品に詳しい女性が、最近ニキビのようなポツポツができるようになったが、良い皮膚科を紹介してくれないか、と相談してきたことがありました。

最近美容液を変えたのだが、保湿力が高すぎるのかもしれない、とも。

私が、その「ニキビ」はどのへんにできるのか、と聞いたところ「あご」「眉間」「こめかみあたり」という回答。

そこで、「最近クレンジングを変えていないか?洗顔料方法も変えたのではないか?」と尋ねてみたところ「1~2週間前にオイルクレンジングに変えた。

W洗顔(クレンジングの後に、石鹸などでさらに洗い流すこと)は不要とあったので、その通りにしている」とのこと。

そして、なぜわかるんだ、サイキックか!?と驚かれました。

まあ、カラクリを知らないと、そういう反応になるかもしれませんね。

その友人の場合は、クレンジング剤の洗い残しに原因があったようです。

ちょうど洗顔料が残りやすい部位だったので、ぴんときた、というのが種明かし。

友人は、W洗顔を始めた途端に、ケロリと治って、しかも変えたスキンケアが肌に合っていたようで、非常に調子がいい、と言っていました。

ただ、もちろん、化粧品の成分が合わないということはあります。

これは、成分によって、出やすい症状が異なりますので、それはもう経験と知識としか言いようがないので、難しいですね。

ビタミンAならヒリヒリ感や赤み、と言ったように、リスクのある成分というのは確かに存在しますので、それらを把握しておくのは良いかと思いますが、これは個人差なので、自分には何か、ということを知っておくくらいにとどめておけばいいかなと。

なので、皮膚への反応を正しく知って、自分に合わない成分というのを探す、というのは重要なことだと思います。

③使用状況(時間、季節、使用後の行動など)。

これも②と似ていますが、そのトラブルの原因が、本当にその化粧品にあるのか、ほかに原因がないかを確認するためのものです。

そして、実はもう一つの理由があります。

例えば、化粧品そのものには問題がないのに、その成分と紫外線が反応することによって皮膚トラブルを生じるというケースがあります。

最も有名なのは、天然のベルガモット油に含まれる成分によって生じる「ベルロック皮膚炎」。

この成分を有する香水をつけて日光を浴びると、浴びたところだけに赤みやシミを生じるというものです。

原因物質は異なりますが、グレープフルーツやレモンなどでも同様の物質が指摘されています。

ちなみに、日本で使用されている天然の油分や香料などは、ほとんどがこれらの物質を除去したものなので、そんなに気にすることはないかもしれません。

とはいえ、柑橘系の天然油を配合した製品は、日中は使用しないというのがオススメです。

社会的にも大問題となった、カネボウのロドデノールという美白成分も、実は日光に当たることで反応が激化するという話もあります。

ビタミンAとして知られるレチノールも同様に、日光に当てない方が良い成分として知られています。

これは極端なケースかもしれませんが、化粧品+アルファの作用によって、本来は問題ない化粧品が肌に合わなくなる、というケースは起こり得るのです。

これは、使用法の間違いによっても生じます。

例えば、夜用の製品を日中に使用していたり(通常は問題ありませんが、稀にだめなケースもあります)、乾燥しやすい季節に乾燥しやすい製品(アルコール濃度が高いなど)を使用し続けているなど。

パターンは色々ですが、製品に理由がない場合は、下手に原因物質を探すより、使い方を改めた方が良いので、この確認は、なるべくするようにしています。

これら以外にも、常用している内服薬、生理周期、季節の変わり目に肌に変化がないかどうか、などをお尋ねする場合もあります。

何だか、お医者さんの質問みたいなので、この辺りで相談者の誤解を招きそうになるので、あくまで一般論です、と断って、皮膚科の受診を再度お勧めするのをお忘れなく(くどい・・・)。

そんなこんなで、やっぱり終わらなかったので、次回に続きます。次回で終わります。


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